【風俗店で最高のサービスを受け、絶頂を迎えるその瞬間に、くも膜下出血発症】

そんな悲劇的な運命を背負った男、中川学の身に起きた本当の話。

恥ずかしいほどにエロく、情けないほどに笑えて、目をあてられないほど痛いのに、不思議と涙と生きる勇気が湧いてくる本作。

主演を務めたのは、「OL聖徳太子」や「ちびっこ石油王」など

個性溢れるネタでブレイク間違いなしと注目を集めるタイタン所属のピン芸人、脳みそ夫。

映画初出演で初主演という異例の大抜擢となった。

ヒロインの風俗嬢ゆのあには、「ローリング」をはじめ、年間10本以上、映画やCMで活躍する柳英里紗。

主人公の妹はシンガーソングライターとして注目度急上昇中の沖ちづる。

病院の担当医を板橋駿谷、また主人公の母には立石涼子。父親役には平田満。親戚の叔父には大高洋夫。

病院での患者仲間に坂田聡と、ベテラン俳優陣が脇を固める。

脚本は、「戦国鍋TV」「乃木坂工事中」などテレビ番組に多数のレギュラーを持つ放送作家の安部裕之。

メガホンをとった小林稔昌は、中川学のデビュー作『僕にはまだ友だちがいない』のドラマを企画・演出し、

ATP新人賞(2013年)を受賞した期待の新星である。

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1976年、北海道出身。北海道教育大学卒業後、小中学校の臨時講師、シイタケの収穫など様々なアルバイトを経験する。2011年、漫画家志望の若者に格安で住居を提供するトキワ荘プロジェクトに応募して上京。コミックエッセイ『僕にはまだ友だちがいない』(KADOKAWA/メディアファクトリー)で単行本デビュー。NHK Eテレで実写化される(主演:浜野謙太)。自身のくも膜下出血の体験を元に描いた本作『くも漫。』(リイド社・トーチコミックス)は、「このマンガがすごい《オトコ編》 」「このマンガを読め!」「マンガHONZ超新作大賞」など、2015年度の各賞にランクインし大きな話題となった。

1983年、埼玉県出身。立命館アジア太平洋大学卒業後、番組制作会社クリエイティブネクサス入社。ディレクターとして、情報・ドキュメンタリー番組を中心に担当。中川学のデビュー作『僕にはまだ友だちがいない』のドラマ化を企画し演出デビュー。同作品でATP全日本テレビ番組製作社連盟 新人賞(2013年)を受賞。本作『くも漫。』が劇場用長編デビュー作となる。

1976年、大分県出身。東京大学卒業後、放送作家・秋元康に師事。『とんねるずのみなさんのおかげでした(CX)』で作家デビュー。その後『戦国鍋TV(tvk)』『ジョブチューン(TBS)』『夜の巷を徘徊する(EX)』『乃木坂工事中(テレ東)』など数多くの民放バラエティ番組の構成を担当。小林監督と初タッグを組んだ『僕にはまだ友だちがいない』の脚本をはじめ、ドラマ、コントの脚本を多数執筆。

エグゼクティブプロデューサー:中川幸美  プロデューサー:峰添忠

 

撮影:原巖  照明:斉藤直樹  録音:林昭一  DIT:土橋博昭  美術:早坂英明

助監督:富澤昭文  編集:増田マリコ  制作担当:福田智穂  ヘアメイク:柳井愛理

衣装:生井江巳子  特殊造型:杉本末男(chara) CG:有働康隆  音響効果:大庭弘之

EED:山本浩三  サウンドエンジニア:堀田英二

 

医療監修:日本医科大学 脳神経外科 森田明夫

     亀田総合病院 脳神経外科 波出石弘

     中村記念病院 脳神経外科 大里俊明

音楽:Gentle Forest Jazz Band(MINE’S RECORDS)

主題歌:「誰も知らない」 沖ちづる(Moving On)

製作支援:一般社団法人 全日本テレビ番組製作社連盟

配給:トリプルアップ   企画・製作:クリエイティブネクサス

 

2016 / 日本 / カラー / 90min / ビスタサイズ / R-15 / ©クリエイティブネクサス

  • 原作「くも漫。」との出会いのこと

     漫画家・中川学さんとは、彼の処女作「僕にはまだ友だちがいない」のドラマ化で、かねてより付き合いがありました。“くも膜下出血”になったことがあるとは聞いていましたが、まさかあんな場所で悲劇が起こっていたとは…。中川学さんがwebマガジン・トーチwebで「くも漫。」の連載を開始したのが2014年8月。第2話で、「オフィスっ娘。倶楽部」へ繰り出し、No.1風俗嬢のゆのあさんに出会い、最高のサービスを受け、絶頂を迎える瞬間、くもマンにバットで頭をフルスイングされ、くも膜下出血を発症したのを読んだ直後。編集者である学さんの弟・敦さんに連絡を取りました。「映像化のための企画書を書かせて欲しい。」風俗で倒れたことがネタとして面白い以上に、学さんが生還していること。こうして「くも漫。」を描いている事実に、この先にもっと面白い物語があると予感がしたのです。「どこで倒れたのかを家族は知っているのか?」「こんな恥ずかしい経験をどう受け入れて漫画にしたのか?」テレビマンとしての性でしょうか。私の脳内にも、ツキューーンと衝撃が走ったのです。

  • 映画になった「くも漫。」のこと

     当初、「くも漫。」はテレビドラマとして映像化の道を探っていました。リイド社に企画の打診をして、中川学さんに取材を行い、同年9月には企画を提出。しかし、結果は不採用。病気を軽く扱っていると思われたのか、風俗ネタがダメなのか、理由は分かりません。 “視聴者を不快な思いをさせてはいけない前提”のテレビで敬遠されるのも分かります。それから約1年、「くも漫。」を救ってくれたプロジェクトがありました。ATP(全日本テレビ番組製作社連盟)若手映画プロジェクト。35歳未満のディレクターに映画製作のチャンスを与えてくれるスカラシップです。「テレビでは中々できない挑戦的な企画だった。下世話でくだらない部分も多いが、最底辺の人間の人生が、見る人に生きる勇気を与えてくれる。くれぐれも自主規制だけはしないように作ってほしい!」審査委員長の言葉通り、エロス、痛み、ブラックユーモア、テレビでは規制がかかる部分を最大限に表現し、見事にR-15指定を獲得!。ちなみに、男気溢れるスカラシップの支援金は100万円。。。圧倒的に足りません!!残りの製作費は弊社、クリエイティブネクサスが捻出。ここに至るまで紆余曲折あり、低予算映画の製作の裏側はご興味がありましたら、別の機会にお話しできれば…。もしくは小林に直接連絡頂ければお話しします!

  • くも膜下出血のこと

     普段、情報番組やドキュメンタリー番組制作を生業にしているのでリサーチと取材は徹底的に行いました。くも膜下出血に関しては、くもマンという架空の存在がいて、発症後に悪夢がおとずれる。だからこそ現実のシーンは緻密に描かなければいけない。実際に中川学さんが運ばれ、入院した中村記念病院の大里先生には何度もメールでやり取りさせて頂き、日本大学脳神経外科の森田先生にはお会いして、くも膜下出血患者の搬送から退院に至るまでの詳細を教えていただき、亀田総合病院の波出石先生には特別に集中治療室を見学、CT画像などの資料を見せて頂きました。取材後、総じて思ったのは「決して他人事ではない、誰にでも起こりうる死の恐怖」特に自分以外の患者の存在が、死を身近にさせるものだと気づきました。映画では、死生観というものを原作以上に大切にしたいと脚本の安部さんに話し、オリジナルキャラクターを生み出してくれました。それが、坂田聡さん演じる遠藤さんです。遠藤さんの存在が、死の淵から生還し、漫画家として再生する中川学の物語の根底になったと感じています。

  • テレビではできない面白いこと【脚本】

     脚本の安部さんは民放のバラエティ番組のレギュラーを10本以上抱える売れっ子作家です。しかし、マスに向けた作品だけはなく「戦国鍋TV」や「乃木坂工事中」などファンを取り込むホンを書くことができる稀有な作家でもあります。地上波では見られない、思わず笑ってしまうセリフ、自分のことのように突き刺さる中川学のモノローグを是非堪能して、「くも漫。」のファンになって頂きたいと思っています。「素股」という言葉をユーモアを交えて用いた作品は映画至上初めてではないでしょうか。

  • テレビではできない面白いこと【キャスト】

     “主演・脳みそ夫”は我ながら思い切った決断だなと思います。実は、主演は中々決まらず、脳さんに決定したのはクランクインの約1ヶ月前でした。中川学を演じるのに最も大事にしたかったのは、愛嬌と表情です。漫画的な表現だから、半ニートのダメ男を許せたり、笑えたり、共感できたりする部分が「くも漫。」には多くありました。実在の人物を演じるとどうしても、いやらしさや表情が過剰になってしまいます。主演選びに悩んでいるとき…、「脳みそ夫いいんじゃない?」エグゼクティブプロデューサーから衝撃の一言が。「脳みそ夫って誰?」私の正直な感想です。それから彼のyoutube動画を見漁りました。脳さんから、生まれ持った愛嬌と繊細な表情を感じました。そして何より、名前が良い。“脳みそ夫”。運命的なものを感じオファーをしました。それからのキャスト決定はトントン拍子。原作・脚本が面白いと、現在、映画やCMなどで引っ張りだこの柳英里紗さん、板橋俊谷さんなどが出演を快諾。さらに大高洋夫さん、立石涼子さん、坂田聡さん、平田満さんと実績のある役者さんが集まってくれ、チーム「くも漫。」が走り出しました。

  • テレビではできない面白いこと【音楽】

     通常テレビ番組は、ありものの音楽をつけて構成します。オリジナルで音楽が付けられるなら、これも面白いことがしたい!若者の青春ものだからフォークソング?低予算だから打ち込みミュージック?そういう概念を壊したくて、ずっとずっと気になっていた総勢21人からなるビッグバンド「Gentle Forest Jazz Band」にオファーしました。すると、やはり脚本を面白がってくれてこれも快諾。オリジナルは2曲ですが、全編を通して使われる「Gentle Forest Jazz Band」の重厚かつスタイリッシュなジャズが中川学の再生記に彩りを与えます。

     そして、もう一曲。妹役・沖ちづるさんが歌う主題歌「誰も知らない」。彼女の起用は、脳さんと同じ、持って生まれた繊細な表情と控えめな佇まいにグッとくるモノを感じたから。当時、20歳になったばかりの彼女が映画に初出演する中、その空気を感じ取り、作ってくれた一曲が「誰も知らない」です。「この映画で出会った全ての方々や、撮影場所の空気や風景などを思いながらじっくりと歌詞を書く事が出来ました。」と連絡を頂き、

    初めて曲を聴いたとき、「くも漫。」の世界が外に広がっていくのを感じました。

  • 家族に「くも漫。」を見てもらうこと

     恥ずかしい部分、情けない部分、痛々しい部分が大半を占める「くも漫。」でも、私自身の両親。そして中川学さんのお母様・芳子さんにちゃんと見てもらえる作品に昇華させないといけないと感じていました。そこに「くも漫。」の本質があるからです。実は、学さんのお母様・芳子さんには一足先に映画を見てもらい、お手紙を頂きました。“風俗で倒れた息子の映画を見た母からの手紙”を一部抜粋して、紹介させて頂きたいと思います。

公開日

2017年2月4日(土)

備考

2/4(土)初日舞台挨拶

開場■18:15 上映■19:05~20:35

上映前舞台挨拶(18:30〜19:00)

登壇者(予定):中川学(原作者)、くもマン

        脳みそ夫、柳英里紗、

        沖ちづる、立石涼子、

        小林稔昌(監督)

*チケットぴあにて鑑賞券を発売

 Pコード:「くも漫。」新宿556-510

都道府県

東京

電話番号

03-5369-4955

長野

0268-22-0269

2017年2月4日(土)

1/28(土)完成披露上映会

開場■17:30 上映■18:00~19:30

上映後舞台挨拶(約30分)

登壇者(予定):脳みそ夫、沖ちづる

        小林稔昌(監督)

*チケットぴあにて鑑賞券を発売

 Pコード:「くも漫。」上田 556-509

神奈川

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045-222-6222

06-4795-7602

075-692-2260

092-413-5333

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